人気の二組が独特な雰囲気で盛り上げるツーマンライブ
10月31日、世間は街中がハロウィンナイトで盛り上がり、電車の中でも多様なコスプレをする人々が見受けられました。そんな中、森ノ宮にて開催されたのが、東京・神保町を拠点に活動するコンビ「10億円」と、大阪のカリスマ漫才師「金属バット」のツーマンライブ「3000円」です。今回はこちらのライブレポートをお送りします。
「10億円」は、ボケの山内仁平さんとツッコミの永見諒太さんからなる漫才コンビで、ローテンポの飄々とした漫才を武器に東京・神保町よしもと漫才劇場を拠点に活動しています。昨年のM-1グランプリでは結成2年目ながら準々決勝に進出し、今後が有望視されている若手コンビです。
10億円の二人は元々金属バットのファンであり、2021年当時に金属バットの出演するYoutubeチャンネルのプロデューサーの高橋Pに、永見さんがコンタクトを取ったことで、10億円もそのYoutubeチャンネルで金属バットと共演。それ以来、2組はYoutubeやライブで親交を深めてきました。
今年2月には東京の草月ホールでツーマンライブを開催しており、今回は同じツーマンライブを大阪で開催することとなりました。
会場は「COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール」。森ノ宮よしもと漫才劇場の隣にあるホールで、約700人のキャパと、ツーマンライブとしてはなかなかな大きさの会場になります。
チケット発券方法に注意！事前に確認しておこう
当日はそんな会場が8割方埋まる人気でした。私は前売り券を8月の時点では予約していましたが、当日券もあったようです。
森ノ宮よしもと漫才劇場と違い、COOL JAPAN PARK OSAKAの会場内には前売り券のチケット発券機がありません。そのため、多くは事前にファミリーマートでチケットを発券するライブが多いです。
しかし、最寄りの森ノ宮駅周辺にはファミリーマートがなく、一番近い森ノ宮中央店は約600ｍも離れています。当日私は会場には早めに到着しましたが、いつもチケットは当日の会場周辺で発券することが多かったので、そこで発券をし忘れていたことに気づき、急いでファミリーマートに行き、なんとか開演に間に合いました。皆さんも会場と発券方法は事前によく確認しておきましょう。
２組の緩やかながらパンチのある漫才
開演はThe Bawdies「ROCK ME BABY」をBGMにしたおしゃれなOP映像から始まり、2組が交互に2本ずつ漫才を披露しました。
初めに10億円が登場し、漫才「怖い話」「電車」を披露。山内さんの飄々としたボケが連鎖するネタは二人の魅力です。
続いて金属バットが登場したのですが、最初の漫才が「怖い話」とネタ被り。あえてそうしたのかはわからないですが、後輩芸人のネタ中のワードもしっかり乗っける漫才を披露し、金属バットらしい盛り上げ方で観客を沸かせました。
特に2本目のネタ「イタコ」は、配信のないライブでしか出せないようなワードも飛び出すネタで、拍手笑いも起こしていたのはさすがの二人です。
仮装コーナーで見せた2組の個性的なコスプレ
ネタ披露後はコーナー。ハロウィン当日ということもあり、仮装にちなんだコーナーが展開されました。MCとして登場したのは、9番街レトロ・京極さん。出演者の記載がなかったのですが、この日のために新幹線で大阪に来たとのこと。ちなみに京極さんの衣装は、金属バットの2人が指定した「まるむし商店磯部さんのゲームコーナーでの衣装」とのことです。
コーナーでは、お互いにコスプレのテーマを出し合い、それに沿ったコスプレで2組が登場しました。10億円から金属バットへは、「好きな漫画のキャラクター」、金属バットから10億円へは「今までで1番刺さったＡ〇の衣装」。おのおの、独特すぎるチョイスの衣装を身にまとい、観客を沸かせました。
10億円はバットウーマンとラバースーツ。金属バットはドラえもんの先生とミュータントタートルズのロックステディ。後ろのゾンビハンターはインタビューにたまたま登場した鬼としみちゃむのしみちゃむさん。
次のコーナーは街頭インタビュークイズ。ハロウィンに関するインタビュー映像が流れ、「この人は去年どんなコスプレをしたでしょう？」といったクイズに2組が答えるというコーナーです。当然ながら大喜利の形になり、大喜利が苦手な永見さんをイジる流れになるなど。変な回答を必死にフォローする京極さんの様子も笑えてしまいました。
次回開催はある？今後も注目される2組
盛況の中で終わった2組のライブ。初の大阪開催にもかかわらず、大きい会場での開催となったため、今後も人気のツーマンライブとなることでしょう。次回の開催はあるのでしょうか？楽しみです。
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