【楽屋ニュース】上半期終わったので、衝撃的だったコンビ解散ベスト5。解散ラッシュの原因とは?

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上半期終わったので、衝撃的だったコンビ解散ベスト5。解散ラッシュの原因とは? 楽屋ニュース(その他)
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え、もう7月!?

ということで、あっという間に2023年の上半期が終了しました。

お笑いファンにとってはここから賞レースの予選や特番、お笑いイベントの盛り上がりが激しくなってくる頃ですので、楽しみな時期にはなっていきますね。

一方で、今年の上半期はお笑い芸人界において、例年まれにみるペースでコンビの解散が続きました。賞レースやTV出演の実績もあったコンビが次々と解散し、そのたびにTwitterで「解散ラッシュ」と話題になることもしばしば。

劇場で固定ファンがついていたコンビもあっさりと解散してしまったりと、誰もが「何があったの?」と思わんばかりの流れでした。

そこで今回は、今年解散したコンビで、筆者が特に衝撃的だったコンビを5位から順番に発表していきたいと思います。皆さんはどのコンビが一番ショックでしたか?

個人的ショックな解散ベスト5

第5位:深海魚(アマチュア→吉本興業)

『M-1グランプリ2022』にてアマチュアながら準々決勝まで進出し、ベストアマチュア賞を受賞した兄妹漫才師の二人。元々NSC卒業生だった兄のタケさんが、妹のネネさんを誘う形で結成しました。

アマチュアながらボケツッコミを固定せず、ネタも予選毎に変えるなどネタの幅広さを発揮。

昨年のM-1準決勝では初の試みとして前座としてベストアマチュア賞のコンビが登場することになりましたが、そこでも新ネタを披露。その後の「M-1ツアーライブ」にて地元の静岡公演にも前説で参加するなど期待度の高さがうかがえました。

その後吉本興業に正式に所属し、フジテレビの若手芸人発掘番組『深夜のハチミツ』にも出演したほか、オーディションライブにも参加していましたが、妹のネネさんが芸人引退の意思を示し、コンビは解散となりました。

現在、兄のタケさんは一人で「深海魚」の名前のピン芸人として活動しています。

ネタの個性には非凡なものがありましたが、解散の理由としてはネネさんが他のキャラの強い芸人を見ていくうちに、そこまでお笑いに対する意欲がないと自覚してしまったそう。

兄妹漫才の可能性はまだまだあったと思っていましたので、非常に惜しまれる解散でした。

第4位:スタンダップコーギー(マセキ芸能社)

奥村うどんさん・三森大輔さんからなる漫才コンビ。ボケの奥村うどんさんが全く台本通りに喋れないというテンパり漫才で注目されていました。

その奥村さんのキャラからいわゆる「マセキ三兄弟(出川・小宮・狩野)」に次ぐ新たなマセキ芸能社の人材としても期待されていました。

しかし、三森大輔さんは「コンビとしてや、プライベートな事など色々と重なり芸人を続ける事が難しいと言う判断になり、奥村さんと話し合って解散という形になりました。」と説明し、解散の道を選択したようです。

メインで活動していた西新宿ナルゲキで最後の舞台に立った際は、芸人仲間たちが集まり、今後の二人の門出を応援する声が寄せられました。

奥村うどんさんは引き続き芸人として活動する予定で、三森さんは自身のYoutubeチャンネル「クワカブの部屋」での活動が主になっていくようです。

第3位:竹内ズ(人力舎)

竹内さん・がまの助さんからなるコンビで、「水曜日のダウンタウン」の解散ドッキリで秒速で解散を決めてしまったことから「不仲すぎるコンビ」として注目を浴びていました。

基本的にネタやお互いのトーク中でも二人で目線を合わせることがほとんどなく、舞台袖やコント中でも喧嘩をしてしまうほどの仲の悪さは度々芸人の間で話題になりました、

それでもネタの実力は高く評価されており、「キングオブコント」では準々決勝に3回進出「ツギクル芸人グランプリ2022」では決勝進出するなど、期待するファンが多くいたコンビでした。

しかし、5月17日に本当に解散を発表してしまいました。

その上、知名度アップのきっかけになった「水曜日のダウンタウン」「解散ホントドッキリ」が収録済みであることがプロデューサーの藤井さんのTwitterで発表されました。ドッキリの様子は7月5日に放送され、その際ドッキリにかけられた鬼越トマホークの反応などが反響を呼んでいます。

今後の2人それぞれの活動は大きくは決まっていない様子ですが、がまの助さんはピン芸人のヨシダ in the sunさんとユニット「がまの助ロンリーハーツクラブバンドチャンキース」を結成し、「キングオブコント2023」に出場しています。

第2位:コマンダンテ(吉本興業)

「東京で一番舞台数の多い漫才コンビ」として年間800ステージ以上の舞台に立ち、M-1ラストイヤーの今年にファンからも期待がかかっていたコンビ。ボケの安田さんとツッコミの石井さんによる、独特の世界観とスローな語り口の漫才でファンを魅了していました。

「第5回 ytv漫才新人賞」優勝「第51回 上方漫才大賞」 新人賞を受賞するなど、これまでの賞レースの実績も十分。2022年からは「大宮セブン」に新加入し、大宮ラクーンよしもと劇場などを中心に舞台を重ねていました。

しかし、全国ツアーを予定していた矢先の5月に突然の解散を発表。日本全国15都市で予定していた公演も全て中止となりました。

主な理由としては、「お互いにやりたいお笑いのスタイルにズレが生じてきた」というものでした。

石井さんも解散までの経緯をnoteで綴っており、周囲の芸人仲間とのやり取りと安田さんとの15年間を振り返っています。一度購入して読んでみることをおすすめします!

感謝|石井輝明

現在は共にピン芸人として活動していますが、これまでの実績と舞台数の多さゆえ、固定ファンも非常に多かったため、惜しまれる声が相次いだ解散でした。

第1位:コウテイ(吉本興業)

よしもと漫才劇場を中心に活動し、「ABCお笑いグランプリ」優勝、「M-1グランプリ2020・2022」準決勝進出など賞レースの実績と劇場ファンからの人気は抜群だった二人。

シモタさんと九条ジョーさんは、元々不仲コンビとしても知られており、過去2回解散をした経歴がありました。それでも実績を積み重ね、人気も兼ね備えたコンビとして、よしもと漫才劇場の中心メンバーとして活躍していたことから、将来的にはM-1の決勝進出を願う声も多くありました。

しかし、お互いのネタの方向性にズレが生じ、1月に解散を発表。近年の若手コンビ解散の中でもビッグネームともいえるほどのニュースに、悲しむファンの声は多くありました。

解散後、シモタさんは一時はピンとして活動していましたが、粗品さんのYoutubeチャンネルで「ギャンブル4兄弟」として共に活動しており、同じく今年解散した「なにわスワンキーズ」の前田龍二さんと正式にコンビ「シモリュウ」を結成。

粗品さんのチャンネルで活躍していた2人のコンビ結成にはファンの喜ぶ声も相次ぎました。当面はよしもと漫才劇場の所属を目指して活動していくようです。

九条さんも現在はピン芸人として活動しており、東京・大阪問わずライブに出演していますが、「相方探しライブ」などでコンビ結成の可能性も模索しているようです。また、ドラマ「だが、情熱はある」にも出演しており、俳優の仕事にも取り組み始めているようです。

その一方で、現在でもコウテイの将来的な再結成を望む声は珍しくありません。

お互いは再結成の可能性は現状完全に否定していますが、2人はこれからも語り継がれるコンビとなりそうです。

「解散ラッシュ」の原因とは?

以上、私にとって衝撃的だった上半期コンビ解散ベスト5でした。

これらのコンビ以外にも挙げるとするならば、ジュリエッタ、オドるキネマ、ゆったり感、ラタタッタなど…。どれも賞レースでの活躍やテレビ出演の実績もあったコンビばかりで、解散を惜しむファンからの声が目立っていました。特に上半期中はよしもと漫才劇場所属のコンビの解散も多い傾向にありましたね。

しかしなぜ今年の上半期が、例年まれにみる解散ラッシュとして言われることが多かったのでしょうか?
様々な要因が推測されますが、私としては「賞レースの激戦化」「売れる選択肢の増加」が理由ではないかと思います。

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