お笑い界の最高峰と言われる「M-1グランプリ」。今年も全国から集まった若手芸人たちが、その頂点を目指して熱い戦いを繰り広げています。
10月16日からは2回戦がスタート。1回戦通過も狭き門ではありますが、ここからますます審査はシビアになっていきます。果たして、どのコンビが3回戦まで進むのでしょうか?
私は今回、10月16日に開催された「M-1グランプリ2回戦大阪予選・初日」に観劇に行ってきました。この記事では、そのライブの模様と感想をお伝えします。
2回戦は人気芸人も集結!チケットは完売も
M-1グランプリ、2回戦開演しました!
— M-1グランプリ (@M1GRANDPRIX) October 16, 2023
本日のMCは「スーパーマラドーナ」、102組が出場予定です。
約7時間の熱い戦いにご期待ください!!
審査結果の発表は、公式インスタグラムでライブ配信いたします! pic.twitter.com/ORF8DQkZLU
M-1グランプリ2023の今年のエントリー数は8540組と、またも過去最高のエントリー数を更新しています。数年後には10000組を超えるのではないかとも思われるほどに、M-1に出場する芸人はプロ・アマ問わず増加している状況です。
1回戦のレポートは、8月26日の大阪予選を観劇したものがありますので、ぜひそちらをご覧ください。
2回戦は東京・大阪で12日間に分けて行われます。そのうち大阪の2回戦は4日間あります。私が観劇したのは初日の16日でした。
2回戦は日によっては人気芸人が集結する日もあり、前売り券の時点で完売する日程も見受けられました。私も事前に予約しておきましたが、初日はまだ若干の余裕があったようです。特に10月17日開催の2回戦は、発売開始の当日中に前売り券の表記が「×」になっていました。
2回戦を見に行ったのは2019年以来で、2020年からはコロナ渦や仕事の都合もあり、あまり2回戦は見に行けてませんでした。2019年当時の2回戦のチケットは当日券でもそれなりに入れる程度の余裕はありましたが、今は2回戦でもかなり人気の状況なんですね…。
この日は、ハイツ友の会・天才ピアニスト・丸亀じゃんご・ネイビーズアフロなどの昨年シード組や若手注目コンビが多数登場していました。2回戦からはTVや劇場でもおなじみになりつつあるシード組(昨年準々決勝以上進出の芸人)の漫才も見られます。
8時間の長丁場!漫才好きにはたまらないライブ!
森ノ宮よしもと漫才劇場での開演は11時から。この日の予選はA~Kブロックまであり、全102組出場します。2回戦はそれぞれ3分間隔、ブロック毎で漫才を披露します。
11時開始で終了したのは18時過ぎでした。それだけの長丁場ですので、途中から入場する人も多いようで、スタートは座席は余裕をもって座ることができましたが、昼ごはん時には9割方座席が埋まっていました。
ちなみに別日の開催では11~20時ごろまでかかる日もあるため、2回戦も基本的に長丁場のライブになります。頭から見たい人は、早めに昼ご飯を済ませ、飲み物は多めに用意しておきましょう…。
本日のMCはスーパーマラドーナの二人でした。ツッコミの武智さんはおなじみの「Mおじ」トークで、M-1グランプリの歴史や裏話を語り、ボケの田中さんはブロックごとに「テッテレー」と小ボケをかまし、観客を盛り上げていました。
途中の中MCの時間では、武智さんによる「M-1クイズ」も出題。観客の1人の方がそのクイズにほとんど正解するというM-1マニアっぷりを見せつけ、スーパーマラドーナの2人を驚かせていました。
ちなみに武智さん、アマチュアのコンビもくまなくチェックしており、ナイスアマチュア賞の中で特に「乙女ブレンド」「ハイブローペーパー」をイチオシしてましたね。
印象に残った漫才
いくら自分がお笑い好きとはいえ、102組もの漫才を見るというのはなかなか大変なことでしたが、その中でも特に印象に残った漫才をいくつか紹介したいと思います。
シモリュウ
元・コウテイのシモタさんと元・なにわスワンキーズの前田龍二さんからなる新コンビ。
粗品さんのYoutubeで「ギャンブル4兄弟」のメンバーとしても人気の二人です。
1回戦はトップ通過し、動画でも特に応援コメントの多い二人。一方で「コウテイっぽい」というコメントも動画では多くありましたが、2回戦ではシモタさんのキャラも活かしつつ、前田さんならではのツッコミワードが強調されたコント漫才を披露しており、また新しい二人らしさを感じる漫才といった印象でしたね。結成1年目とはいえ、完成度の高い漫才で客席を沸かせていました。
天才ピアニスト
TheW6代目チャンピオンの女性コンビです。2回戦ではますみさんのおばちゃんキャラを存分に生かした漫才を展開しており、竹内さんのツッコミも安定感あり。もはや貫禄すら感じられる漫才で、今年も予選上位進出が期待されます。
ハスキーポーズ
りきライスさん、ただただしさん、ナベさんからなる松竹芸能所属のトリオ漫才師です。今回ほぼ初見でネタを見たのですが、3人の役どころがわかりやすくストーリー性のあるコント漫才で観客も爆笑していました。
このトリオも含めて、今年の大阪松竹芸能所属の出場者に勢いがある印象です。これも楽屋Aなどのバトルライブに出演する若手芸人が増えているのが理由でしょうか?
ZUMA
この日の出場者の大トリを務めるという、美味しい出番順で登場したコンビです。荒々しくインパクトのあるボケの連発に、一日を締めるのに十分な笑いを起こしていました。例年3回戦動画が一部カットされたりもするぐらいギリギリを攻めるボケを繰り出しますが、今回はどうだろうか。
合格者は25組!3回戦への期待
10/16(月)本日の合格者①
— M-1グランプリ (@M1GRANDPRIX) October 16, 2023
オハナ
ハスキーポーズ
チューリップフィクサー
ネイビーズアフロ
オノマトペ
カシスオレンジ
シモリュウ
はるかぜとともに
とらんじっと
ハイツ友の会
オーパスツー
骨付きバナナ
ライムギ
アルミカン
どんちっち
↓ 続く
当日の合格者は、終演後にInstagramとXで発表されました。この日の通過は25/102と、約4分の1の通過とかなりシビアな結果になりました。めちゃめちゃウケたのになぁ、というコンビも何組かいた印象ですが、そこは時の運…シビアな審査は相変わらずです。通過された皆さんはおめでとうございます!
いよいよ3回戦からはYoutubeで動画も公開されるようになり、出場芸人にとっては例年お笑いファンからの注目も高まるチャンスです。3回戦は見に行けるだろうか…なんとか予定を調整したいところです。
以上が私が見た「M-1グランプリ2回戦大阪予選」のレポートでした。このレポートがお笑いファンの皆さんの参考になれば幸いです。
コメント