半年ぶりの「劇場版黒帯会議」
2023年7月25日、森ノ宮よしもと漫才劇場で「劇場版黒帯会議」というライブが開催されました。
「劇場版黒帯会議」はお笑いコンビ・黒帯が主催する不定期開催のライブであり、前回は昨年末に年末SPを開催して以来になります。
この日の出演者は、黒帯、金属バット、鬼越トマホークの3組でした。それぞれの組が持ち味を発揮した漫才と、共演者とのトークで会場を盛り上げました。
鬼越トマホークを森ノ宮の舞台で見るのも珍しく、また金属バットも体調不良での休養から復帰して当日が初日ということもあり、なかなか貴重なライブであったのではないでしょうか。
当日の会場の様子
会場となった森ノ宮よしもと漫才劇場は、よしもと漫才劇場所属の芸人が、漫才やネタ、コーナーを通して毎日笑いを届ける劇場です。
JR森ノ宮駅から徒歩10分ほどのところ、大阪城公園内に位置する劇場です。
この日のライブ当日はちょうど大阪天満宮で天神祭が開催されていた日。電車にも遅れが生じており、本業の仕事終わりに駆け付けたのですが、道中はかなりの人混み。
それでも森ノ宮は祭の中心地からは少し外れてはいたので、21時の開演には何とか間に合いました。
当日の座席は9割ほど埋まっている印象でした。
森ノ宮よしもと漫才劇場は初めて来たのですが、天井が開けているので窮屈さを感じない印象のある会場ですね。
3組の個性あふれる漫才
最初は主催の黒帯が登場、挨拶もそこそこに、「ボクシングのプロデビュー」の漫才を披露しました。
大西さんがマンガみたくジムにスカウトされてボクシングのプロを目指すという設定から、どんどん趣旨が外れていくところにツッコむてらうちさんの小気味良いやりとりに観客も爆笑していました。
次に登場したのは鬼越トマホーク。鬼越トマホークは、自己紹介から
「麒麟です」
など、綱渡りなアドリブ盛りだくさん。
「究極の選択」をテーマにした漫才を披露しましたが、「ネタが1つしかない」と自称するのもあり(笑)、後半はテーマからも外れて芸能人の固有名詞が飛び交うアドリブ満載の漫才でした。
漫才中、坂井さんが金ちゃんに、
「勝手に大阪城一人で見に行ってたな」
とツッコむなど、どんどんアドリブがエスカレートする展開に観客もドキドキしていたと思います。鬼越トマホークのネタを生で見るのは初めてでしたが、二人らしい漫才を関西で見ることができて良かったです!
最後に金属バットが登場して漫才を披露しました。友保さんは、
「(天神祭やってるのに)取る?黒帯会議?」
と観客に呼びかけ笑いを誘い、
「俺らと客が全員(花火)見に行って、黒帯と鬼越が無観客でしゃべれば」
とも話し会場は笑いに包まれました。
金属バットの漫才は「馬車」。どんどんボケが連鎖するタイプの漫才で、小林さんの話す光景を想像するとますます面白くなってくる二人らしい漫才でした。
鬼越トマホークが切り込むトークコーナー
3組の漫才が終わってからはトークコーナーに移りました。金属バットは鬼越トマホークと度々ツーマンライブを行っている仲ですが、黒帯との共演は初めてとのこと。
黒帯の二人があらかじめ考えたトークテーマから特に盛り上がったのは、「楽屋で一緒になるとしんどい芸人」でした。
ゴシップ好きな鬼越トマホークは、自分の経験や見聞をもとに、東京芸人や大阪芸人のコワいところを赤裸々に語りました。
例えば、「愛媛出身の芸人が苦手」とか、「無限大ホールの風紀委員的存在は誰だったのか」とか、「向上委員会の収録の時のさんまさんの目を見たら、他の芸人の怖さは全然大丈夫」とか、そういう話です。
鬼越トマホークならではのぶっちゃけトークに観客も大盛り上がりでした。
黒帯の二人は鬼越トマホークに促され、せーので同時に絡みにくい東京芸人を言うことに。そこで挙がったのは今人気のネルソンズでした…!
そこからのトークは様々な芸人の話で盛り上がり結果的にトークコーナーは、ネット配信でもちょっとだけ危ないような内容も飛び出して出演者各組も焦るほど白熱してしまいました。
配信の危なさを気にして友保さんも「俺もうチ〇〇出すわ」と言う始末。とても楽しいライブだったと思います。
他にトーク内で挙がった芸人とは誰なのかはこの場でバラすのは差し控えますが、気になる方は、27日(木)までは、Fany ONLINE Chicketでアーカイブ配信されていますので、ぜひチェックしてみてください。
コメント