【ライブレポート】「漫才ブーム」久々の開催、各々気合十分な漫才を堪能!

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ライブレポート
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夏になると近づいてくるのは、M-1グランプリの予選。今年も「M-1グランプリ2023」の開催発表の記者会見が6月23日に開催される旨が発表されました。漫才師の皆さんは、ぼちぼちM-1予選に向けて、ネタのブラッシュアップを本格化させていく時期だと思います。

今回は、2023年6月21日になんばグランド花月で開催されたお笑いライブ「漫才ブーム」を観劇してきました。配信では何度か「漫才ブーム」のライブは見たことがあったのですが、劇場で見るのは実はこれが初めてです。

ライブ「漫才ブーム」とは

「漫才ブーム」は、M-12019王者のミルクボーイ主催で開催されており、ミルクボーイ、金属バット、デルマパンゲ、ツートライブの4組が揃って出演する漫才好きにはたまらないイベント。中MCやコーナーなどもなく、4組のネタのみの構成のストイックな漫才ライブです。

元々前身となった「漫才やめなさいライブ」から派生し、本気で賞レースに向けて気合を入れなおすことを決めたミルクボーイが、他の後輩を誘い、ネタの磨き上げの機会として「漫才ブーム」のタイトルでライブを開催。以降、現在のメンバー構成では2017年から継続して開催されています。

当時はZAZA POCKET’Sなどの小劇場から開催を続けてきましたが、ミルクボーイがM-1で優勝する直前の2019年からはなんばグランド花月でも開催されています。
関西で人気の高い漫才師4組のネタのみで構成されている純粋なライブということもあって、毎回好評のライブです。

「漫才ブーム」ライブレポート

今回の漫才ブームは今年で初めての開催。久々になんばグランド花月で開催されるということで、会場は1階席がほぼ埋まる形での盛況でした。
ライブはトップにミルクボーイから、ツートライブ、金属バット、デルマパンゲの順番で各2本ずつネタ披露、最後はミルクボーイが3本目のネタでトリを務めました。

あと今回は、オンライン配信がありませんでしたので、配信がある際は出囃子は汎用BGMになることが多いんですが、今回は劇場仕様の出囃子を聴くことができました。
久しぶりにミルクボーイの「JUNGLE LEVEL Jazz Style(ドンキーコングのBGM)」を聴いたなぁ。64とかゲームキューブ世代なので、この出囃子聴くとワクワクするんですよね。

ネタ披露

最初に登場したのはミルクボーイ。初めの掴みは駒場さんが「キャンドルジュンのでかいピアス」を頂き、新ネタ漫才を披露。

ミルクボーイはM-1優勝以降もこのライブには毎度仕上がりの強いのネタを持ってくるんですよねー。特に「THE MANZAI」などの特番での番組出演が近かったりすると、このライブで大ウケすることも多いんです。過去に「北海道展」のネタなんかはこのライブの配信で初めて見たんですが、ドカドカウケてた印象です。

前半2本は「好きな楽器」「俺(金はあるVer)」ネタを披露。特に「俺」ネタは元々まだ売れてない頃の自虐ネタでしたので、優勝以降はできなかったネタだと思います。
しかし、ここにきて売れてからのバージョンを見られたのは感慨深い!自分のキャラを生かした内海さんらしいツッコミが冴えわたり、会場は爆笑でしたね。

次に登場したのはツートライブ今年がM-1出場ラストイヤー!それだけに気合の入り方も例年以上に強くなってくるものと思います。
ツートライブといえば周平魂さんのイキりキャラの目立つ漫才が中心でしたが、近年はツッコミのたかのりさんの語気を強めるネタも際立ち、ネタが強化されている印象です。コントインのないしゃべくり漫才が中心のコンビですので、二人の会話の掛け合いはそれぞれのキャラ立ちで更に面白くなっていました!
漫才は「おすすめのレストラン」「料理人」ネタを披露。ラストイヤーに向けて気合の入ったパワーアップを感じられました。

続いて登場したのは金属バット。金属バットはM-1グランプリのラストイヤーを終えてから初めての漫才ブームの出演でした。
友保さん、なんとオールバックで登場。「諸事情ありまして」と友保さん。何故?何かの企画でしょうか(笑)。詳細が気になります。そのオールバックを見て「ブスやな」といじる小林さん。
2階席の空席をイジりつつ、漫才は「鞭打ち」「ししおどし」を披露。M-1の出場資格はなくなりましたが、今後もTHE SECONDがありますので、出演単価UPを目指して出演は続くでしょうね!

次に登場したのはデルマパンゲでした。しばらく劇場で見れなかった間に、迫田さんの見た目が黒スーツに変わってる!

デルマパンゲのネタは毎度設定が独特な部分があるんですが、迫田さんの突拍子もないボケに対し広木さんがツッコむも、それに対する迫田さんの返しが今回はさらに面白く感じられました。掛け合いの中に観客が共感するような要素がいつになく増えていた印象もあるので、それも要因でしょうか。

漫才は「羊」「焼肉」を披露。デルマパンゲは来年がM-1出場ラストイヤーになるんですが、例年準々決勝止まりの状況が続いていますので、壁を突破して今年こそはメディア露出を増やすことが出来るのでしょうか?期待したい漫才でした。

トリには再度ミルクボーイが登場し、3本目「好きな生き物」ネタを披露。
ミルクボーイらしい、あるあると思わせるボケとツッコミで爆笑をさらう中、なぜか後半に行くにつれ、ミルクボーイらしからぬストレートなメッセージ性のある展開になり、「そうですよねぇ!」の内海さんの声に観客は爆笑しながら大拍手!
観客を引き付けるネタをトリに持っていけるお二人の漫才は流石です。

以上が「漫才ブーム」のレポートでした。今日は観劇する前は本業で結構疲れ気味だったんですが、全組心地よく笑わせていただき、大満足のライブでした。
「漫才ブーム」は、これからも不定期で開催されるものと思われますが、次回開催は8月開催とのことですので、お笑いファンの方はぜひ足を運んでみてください!

余談:劇場近くのグルメ

あとライブ終わりには、なんばグランド花月すぐ近くのうどん屋「松屋」さんで晩御飯。Youtubeでの調理風景を見て食べたくなったので初めて行きました。

親子丼と肉うどんのセット(ねぎ増量)で注文。しめて670円うどんは200円台から食べられます。このご時世でもコスパええなあ。


だしの味が濃すぎず落ち着く風味で、「これでいいんだよ」って思える美味しさ。

これは常連さんが多いのもわかります。笑い疲れた体に染み渡る。

それでは、この辺で失礼します。

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