【ライブレポート】「漫才至上主義」、M-1に向けて実力派漫才師4組は着々と準備進行中!

スポンサーリンク
ライブレポート
この記事は約7分で読めます。

今回は6月24日(土)に大阪・よしもと漫才劇場で開催された「漫才至上主義」をレポート。

今回実は元々行くことを予定していなかったのですが、先の楽屋A「カギョウ」を観劇後(過去投稿参照)、帰りしなによしもと漫才劇場の前を通り、当日開催されていることを知りました。

先日ネットニュースで「芸人雑誌」の特集に「漫才至上主義」が組まれていることが頭の片隅にあったので、せっかくやっているのであれば、と思い急遽当日券を買って観に行った次第です。

出演者は「黒帯」(大西さん・てらうちさん)、「ダイヤモンド」(野澤さん・小野さん)、「シシガシラ」(脇田さん・浜中さん)、「チェリー大作戦」(宗安さん・鎌田さん)のレギュラー4組に加え、ゲストには先日の漫才トーナメント「THE SECOND」を優勝した「ギャロップ」(毛利さん・林さん)が登場しました。

「漫才至上主義」とは

「漫才至上主義」とは、シシガシラ・ダイヤモンド・黒帯・チェリー大作戦という東西4組の芸人が出演する東阪横断定期ライブです。

『M-1グランプリ』で「あと一歩で結果を残すだろう」と期待されている4組が手を組み、2022年3月から毎月開催されています。

東京と関西で交互に開催されており、福岡や沼津などの劇場にも赴いています。時間をかけて漫才を磨き上げている4組の挑戦を見届けることができる貴重なライブです。

当日の会場の雰囲気

なんばグランド花月前の受付で当日券を購入し、よしもと漫才劇場の5階に上がったところ…。

「漫才至上主義、ゲストはギャロップも出ます~…。」

と劇場入り口前のスペースで一人声かけしてたのは、なんとダイヤモンド野澤さん!

どういう経緯か、野澤さん一人でチケットの手売りをさせられていたようです。

昨年のM-1ファイナリストの手売りというなんともレアな光景を目の当たりにしました。(笑)

そして後から、なんと黒帯の二人も合流し、ファンとサインや写真を撮ったりなど、思わぬところでファンサービスの機会を作っていました。こういうライブで開演前にもかかわらずファンサしていただいたのはなかなか貴重です。

自分も野澤さんと黒帯の二人と写真撮ってもらいました。あまり芸人さんと写真を撮ってもらう機会がなかったので良かったです…!ありがとうございました。ペンも持ってくれば良かった。

肝心の手売り自体は、先にチケットを買っているお客さんが大半でしたので、あんまり売れていないようでした。(笑)

ちなみこの様子をツイートしたところ、色々なユーザーさんにシェアしていただきました。
野澤さんにもいいねいただきました!誠にありがとうございます…!

会場は6割ほどの座席が埋まっていました。Twitterなどのファンの反応を見るに、東京より大阪のほうが集客率は苦戦しているようなので、今後大阪でも盛況になるといいですね。
今回は幸運にも前方の座席を取ることができ、ステージから近く、出演者の表情や声がよく見聞きできました。

各組のネタ紹介

今回のネタ順は「チェリー大作戦」「ダイヤモンド」「黒帯」「シシガシラ」で、ゲストの「ギャロップ」が登場した後、再度レギュラーメンバーが1周しネタ披露をするという形でした。

最初に登場したのは「チェリー大作戦」です。ネタは「キャバ嬢」「結婚の挨拶」を披露。

コントイン漫才を始めるも、宗安さんが一向に鎌田さんの想定通りにキャラに入らないという、漫才の「メタ」をうまく使ったネタがチェリー大作戦ならではの漫才の魅力です。

特に「キャバ嬢」のネタは、思わぬ形での伏線回収も含まれていて、トップバッターから笑わせていただきました。鎌田さんが宗安さんのボケにどんどん困惑していく様子も面白く印象的でした。

次に登場したのは「ダイヤモンド」です。ネタは「逆」「金持ち」を披露しました。昨年のM-1決勝最下位としていじられがちな二人ではありますが、やはりファイナリストの漫才は良き。繰り返される言葉遊びがどんどん面白くなる漫才はダイヤモンドにしかできない漫才です。

「逆」のネタは、小野さんが言葉を逆に言い間違えるというよくありそうなネタの設定ですが、ダイヤモンドがやるとまた新たなテイストの漫才になって新鮮に感じられました。年々、漫才のシステムのバリエーションが増えてきているのがさすがです。

次に登場したのは「黒帯」です。ネタは「トム・クルーズ最後の映画」「ジャニーズ言うゲーム」を披露しました。目いっぱいためてしょうもないことを言うネタはいくらでも笑ってしまう漫才です。

黒帯の「トム・クルーズ」ネタは黒帯のある意味名物シリーズ。てらうちさんがトム・クルーズ役、大西さんが映画監督役で、トム・クルーズに舞い込む仕映画のタイトルを発表する大西さんに対して、てらうちさんがツッコむ展開がお決まりのネタシリーズですが、黒帯の「トム・クルーズ」ネタは一体何種類あるんでしょうか。M-1でも話題になった「宝塚」ネタのように今後人気になってほしいです。

ジャニーズネタはM-1予選でも披露していましたが、今回はネタ中のセルフ罰ゲームの中身が変わっていました。それもまたくだらなくて面白い。大西さんの大喜利力とてらうちさんのツッコミが光る漫才です。

最後に登場したのは「シシガシラ」です。ネタは「なぞなぞ」「完全犯罪」を披露しました。脇田さんの「ハゲ」ネタのバリエーションはとどまることを知りません。
「なぞなぞ」のネタは前半から後半に行くにつれ、なんとなく展開を察してしまっても笑いがどんどん増えていくボケ方が凄いと思いました。ただの容姿イジリじゃなくて、なんか感心もさせられてしまうボケ方に知性感じちゃうんですよね…!

ゲストの「ギャロップ」はネタ「タイムマシン」を披露。登場時から歓迎ムードの拍手喝采、またシシガシラの後という出番順の妙(笑)ゆえ笑いも止まず。そこから林さんの「みんな生えすぎちゃう?」は最高です。
「THE SECOND」王者の貫禄のテンポのいい漫才はさすがの一言でした。タイムマシンがあったら、過去か未来どっちに行くかというテーマに対する林さんのボケの展開は、シシガシラとはまた違うテイストの「ハゲ」ネタで面白かったです。さすが先駆者(?)。

エンディングの一部が上記より見られます。

全組ネタ披露後はエンディングのトークコーナーでした。
トークの中ではギャロップ林さんとシシガシラ脇田さんの容姿の比較から話題が挙がり、トークが盛り上がりました。また、実はギャロップの毛利さんよりシシガシラの脇田さんのほうが歳上であることも判明。
ギャロップが「THE SECOND」の大会を優勝したとき、シシガシラ脇田さんも「ありがとね」と喜んでたんだとか…シンパシーを感じてたのでしょうか(笑)。

今回の「漫才至上主義」は、レギュラー4組の充実の漫才に加え、「THE SECOND」チャンピオンのギャロップの漫才も見ることが出来て大満足でした。
次回の開催はヤーレンズがゲストとのことですが、次回以降は賞レースのネタバレ防止のためか、しばらくオンライン配信はないようです。見たい方は是非劇場に行ってみてくださいね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました