【ライブレポート】「金属バットvs黒帯vsZUMA」、予想外のガチ感が出ちゃった漫才対決ライブ。

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【ライブレポート】「金属バットvs黒帯vsZUMA」、予想外のガチ感が出ちゃった漫才対決ライブ。 ライブレポート
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最近は地下ライブ界隈の芸人さんが大好き、ライターのここあぱうだです。
前回のライブレポートから少し間が空いてしまいましたが、今回はよしもと漫才劇場にて、金属バット・黒帯・ZUMAの三組の対決ライブという、何が飛び出すかわからないライブが開催されるとのことでしたので観劇してきました。
古くから仲のいい3組が出演するライブということもあり、ワイワイしたライブになるのかと思いきや、意外や意外、予想外の緊張感が出てしまった対決ライブとなったのでした!

今回のライブは、FANY Online Ticketでの配信もありますので、レポートから気になった方はぜひご覧ください。

7年ぶりの再戦!最強漫才師は誰だ?

2023年7月10日、よしもと漫才劇場で「金属バットvs黒帯vsZUMA vol.2 最強漫才師決定戦」というライブが開催されました。
このライブは、2016年に1度「道頓堀ZAZA HOUSE」で開催された、3組のネタ対決ライブの第2弾として、今回7年ぶりに開催されたものです。

金属バット・黒帯・ZUMAは互いに仲の良いコンビとして知られており、若手時代から多くのライブで共演しています。

前回開催されたのが7年前となると、まだ3組は吉本の若手の中では人気的にもそこまでメジャーとは言えない中での合同公演でした。
今では金属バットもすっかり人気コンビになり、黒帯も先月にはなんばグランド花月で満員の中で単独ライブを行えるほどのコンビとなりました。ZUMAも劇場所属にはなりましたが、まだまだアングラ感はある感じがします…(笑)。

前回は黒帯が主催だったとのことでしたが、今回はZUMAが主催に。
ライブ内でひかるさんが語っていましたが、今ではちゃんと劇場所属なので、大きい会場でリベンジを果たしたいというZUMAの二人の希望のようでした。

当日のライブ状況

会場の入場開始前に、漫才劇場の手売りコーナーにはZUMAの二人、別ライブの手売りでタイムキーパーの二人とカベポスターの浜田さんも立っていました。
あまり時間がなかったため今回は写真は断念…よしもと漫才劇場は人気の芸人さんと手売りコーナーでファンサービスをもらえるチャンスがあるので、お笑いファンの人達には嬉しいですね。

当日の会場・よしもと漫才劇場は7~8割ほどの客席が埋まっていました。

ライブ開演時には、なんか結構気合の入った煽りVが流れてきました。

MCとして令和喜多みな実・河野さんとつぼみ大革命・恵梨華さんが舞台に出てきて客席にご挨拶。
その後審査員として、祇園・櫻井さん、からし蓮根・青空さん、ヒューマン中村さん、今回対決する3組の担当歴もある吉本チーフマネージャーの萬代さん、19歳のギャル(?)が登場。

(ちなみに後でわかったんですが、ギャルの正体はNSC45期生の「むひ」さんとのことです。)

ここまで見ていての感想として、煽りVやら、審査員しっかり紹介しているあたり、地味に「賞レース」感が出てきてしまってて、

「あれ、これ意外とマジメに対決してる感じ・・・?」

と思ったのは、自分だけではなかったはず。なんかえらい会場の雰囲気が重かったです。(笑)
あとからし蓮根・青空さん、今回の出演芸人で一番後輩ゆえに審査に結構緊張してました。

3組の漫才披露

この対決ライブは、金属バット、黒帯、ZUMAの3組が2本ずつネタを披露し、優勝を競うというもの。
審査は、各コンビの漫才披露後に審査員が審査し、2本のネタの総合得点で順位が決まる形です。
ZUMA・黒帯・金属バットの順でネタ披露がスタート。

ZUMAの披露したネタは「水泳教室」「保育士」
「水泳教室」は1度劇場で見たことのあるネタだったのですが、ZUMAらしい破天荒なボケの冴えわたるネタに拍手笑いも起こっていました。
「保育士」はおろしたての新ネタだったとのことでしたが、こちらも拍手笑いの起きるボケが続いており、勝負ネタにもできるんじゃないかと思うくらいにウケが強かったです!

そして1本目の審査では各審査員が87~90点台をつけていく中、ギャルは100点。おいギャル!!
ギャルの型破りの審査に観客の笑いが爆発してました。

また、MCのつぼみ大革命・恵梨華さんとひかるさんは同期らしくそこでのトークも盛り上がってましたね。

次に黒帯が登場しました。黒帯のネタは「信頼ゲーム」「女力士」
「信頼ゲーム」は大西さんの大喜利力を利用し、たっぷりとタメを利用した黒帯らしいネタ。
「女力士」はNGKの単独ライブでも披露したネタで、過去の女力士ネタとはまた違う構成でしたが会場爆笑。てらうちさんが女性を演じたら無条件で笑ってしまうのに、力士の設定がそれを上乗せしてきます。これも勝負ネタになるのでは。てか冒頭で「力士」ってワードが出てきた時点でもう笑いが起きてたし。
ちなみに1本目の審査の際、ギャルがまた高得点つけるのかと思いきや、90点でした。シビア~。

旧バージョンの女力士。これよりだいぶパワーアップしてました。

金属バットのネタは「相席居酒屋」「ししおどし」
どちらも度々披露しているネタではありますが、前回王者の貫禄と言いますか、何回見ても面白いネタです。
登場時に審査員に一礼してから漫才を始めており、その時点でもう笑ってしまいました。
「審査員ではなく目の前をお客様を笑わす」と語る友保さんの精神が伝わってきました。(笑)
特に1本目の審査の際に、金属バットの二人はしきりに相方野村さんが休養中の河野さんを心配してました。それに河野さんは、「(今年がM-1の)ラストイヤーやで~!」とカメラ越しに野村さんに呼び掛けて、会場は拍手。

あと、からし蓮根・青空さんが高得点をつけた際は友保さんがめっちゃ嬉しそうにしてました。

真剣勝負の末の結果発表!最強漫才師は誰の手に?

審査員も審査が思いのほか本気になっており、ライブのガチ感が出てきちゃったのもそれが原因なのもあるかなと。
ヒューマンさんも「後半の笑いが…」など、先輩らしいマジメなコメントもしており、各審査員は各コンビの漫才に対して褒めたり、アドバイスしたり、ツッコんだりしました。
でもライブ通して一番ウケていたのは、結果的に審査のバランサーと化したギャルでした。

最後に結果発表がありました。結果発表では、1本目と2本目の漫才の総合得点と、各コンビの2本目の漫才の得点が発表されました。
今回、総合得点で1位になったコンビは金属バット!前回大会に続き2連覇となりました。
金属バットの2人には、優勝特典としてQUOカード500円分×2枚がプレゼント。でかいパネルに貼り付けられたQUOカードが渡されました。
ZUMAは「今度は笑御籤で順番を決めたい!」「次は3組で徒党を組んで他と対決やりたいです」と次回開催へ向けての意気込みを述べ、締めくくりとなりました。

まとめ

今回のライブは、実力ある3組だからこそできる対決ライブでしたね。
3組とも思いがけず緊張感を持ちながらも、個性的で面白い漫才を見せてくれましたし、三種三様の実力が伝わってきました。

黒帯・ZUMAは間もなくM-1の予選を控えていると思われますし、特にネタに磨きをかけている時期だと思います。金属バットの肩も借りながら、良い舞台となったのではないでしょうか!

このライブを見逃した方やもう一度見たい方は、7月13日までよしもと公式動画サイト「FANY Online Ticket」で配信されています。是非チェックしてみてください。

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