【楽屋ニュース】苦難の2年を経て、とうとう東京からマンゲキメンバー入り!上阪コンビ・侍スライスについて解説。

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【楽屋ニュース】苦難の2年を経て、とうとう東京からマンゲキメンバー入り!上阪コンビ・侍スライスについて解説。 楽屋ニュース(よしもと)
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8月5日によしもと漫才劇場で開催されたバトルライブ「グランドバトル」にて、侍スライスが見事に総合9位入賞を果たし、よしもと漫才劇場の正式メンバー(「極」メンバー)になることが決まりました。

侍スライスの二人は、大阪で活動する吉本芸人の中では珍しく、東京から拠点を移した珍しい漫才コンビです。しかし、劇場所属決定に至るまでは険しい道のりがありました。

この快挙に至るまでの彼らの苦難の道のりを振り返ってみましょう。

侍スライスとは?

メンバーは、ボケ・ネタ作成担当の加藤さんと、ツッコミ担当でリーゼントヘアが特徴の門田さんです。
漫才の芸風として、二人とも中卒という肩書を生かし、「わかんないけどやってみる」スタンスで設定が理解できないままコント漫才を進めるネタなどに定評があります。

侍スライスの結成年は2017年とありますが、入学前から知人同士で会った2人はNSC入学前の2012年ごろ、アマチュアでコンビで「侍スライス」として活動していた時期があり、NSC入学後に1度解散。

その後も一時期だけ再結成し解散したこともありましたが、改めて2017年に再結成をしています。

東京NSCの同期芸人にはコットン・オズワルドなどがおり、NSC時代にはNSC東京校17期生時代に「ザ・エレクトリカルパレーズ(通称エレパレ)」にも入っていたとのことで、ニューヨークの二人が公開したドキュメンタリー映画『ザ・エレクトリカルパレーズ』にも登場しています。

2018年M-1準決勝進出

侍スライスが初めて全国的に注目されたのは、2018年のM-1グランプリでした。彼らは1回戦で一度敗退したものの、再エントリー制度を利用して再挑戦し通過、最終的には準決勝まで進出を果たしました。
その後の敗者復活戦は12位の結果だったものの、お笑いファンの間でも完全なダークホースとして話題になりました。

彼らの準決勝で披露したネタ「裁判」ですが、二人とも裁判についてよく知らないまま知ってる単語だけでコントをするという個性を生かした独特な漫才で、自分たちのキャラクターや設定を生かした漫才で注目を浴びます。

世間的には全く無名だったコンビながらもそのインパクトは強く、以降、かつて旧M-1の決勝におけるダークホース枠の芸人が「麒麟枠」と称されたように、M-1準決勝におけるダークホース的存在のコンビのことがお笑いファンの間で「侍スライス枠」と称されるようになりました。

上阪決断

その後彼らは東京で活動を続けましたが、M-1での実績以上の成績をなかなか残せない状況でした。

そんな中、彼らは2021年に東京所属の芸人の中でも珍しく、大阪に拠点を移すことを表明。漫才の本場、大阪でよしもと漫才劇場のメンバー入りを目指し、上阪したのです。

この決断の背景には、2019年以降のM-1では準々決勝敗退が続いていた中で、門田さんが環境を変えたいと提案したことによるものがあります。

2020年のM-1も準々決勝敗退となったことで、大阪での漫才修行をすべく、東京の芸人仲間の引き留めもありながらも大阪行きを決めたとのことです。

(参照:春から大阪へ! 侍スライスに密着! 【きょんのやばいねぇ~激アツ∞ホールvol.8】 | FANY Magazine)

しかし、よしもと漫才劇場への道のりは遠く…、

そこに待っていたのは東京以上に熾烈なオーディションライブの壁でした。

険しき劇場メンバーへの道

よしもと漫才劇場にメンバーとして所属するには、

オーディションライブ「UPTOYOU!」に上位入賞

→上位入賞組でのバトルライブ「UPTOYOU!サバイバルステージ」で上位入賞

→劇場メンバーバトルライブ「翔チャレンジバトル(芸歴5年目以下)」「グランドバトル(芸歴6年目以上)」での上位入賞

が必要となります。

M-1準決勝進出の実績がある二人は、オーディションライブ「UPTOYOU」の上位進出こそ何回も果たしましたが、その後のよしもと漫才劇場のグランドバトルではなかなか上位入賞を果たせず、所属を逃す時が続きました。

上阪後の関西での苦悩の日々については、黒帯の二人のYoutubeでも取り上げられているので、ご覧になることをお勧めします。

念願の劇場メンバー入り

そんな苦難の2年を経て、8月5日によしもと漫才劇場で開催されたグランドバトルで見事に総合9位入賞を果たしました。これにより、彼らはとうとうよしもと漫才劇場の正式所属メンバー(「極」メンバー)になることが決まりました。

今回の所属決定を受けて芸人仲間や東京時代を知るファンからも喜びの声が相次ぎました。

二人の苦労を知る同じよしもと漫才劇場所属の芸人のみならず、コットンのきょんさん、スーパーマラドーナの武智さんなども喜びの声を寄せています。

まとめ

この快挙に至るまでの彼らの苦難の道のりを振り返ってみました。

東京の舞台を離れ、ゼロからのスタートを経てついに大阪で念願の劇場メンバー入りを果たした二人、ライブで見られる機会も今後は増えてくるはずです。

東京時代を知るお笑いファンも、これから大阪のよしもと漫才劇場でどんどん応援してほしいものですね!

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