【ライブレポート】「カギョウ大阪」待望の濃厚ライブ再度開催!年の瀬にもってこいのストイックネタライブ。

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ライブレポート
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にぼしいわしのホームグラウンド・大阪で繰り広げられたネタの祭典

M-1グランプリと年の瀬が近づく12月19日、大阪市立中央会館にて、にぼしいわし主催ライブ「カギョウ大阪」が開催されました。

このライブは、にぼしいわしの二人が東京進出前に大阪で定期的に開催していたネタライブ。実力派芸人からコアなインディーズ芸人まで、ネタに定評のある芸人が毎回大勢集うライブで、開催されるごとにその出演者が注目されていた好評のライブです。

今回は久しぶりににぼしいわしが大阪で「カギョウ」を開催するということで、早いうちにしっかり予約して行ってきました。
12月15日には東京でも「カギョウ」が開催されており、そちらもトム・ブラウンやフランスピアノなどの人気コンビも登場し非常に評判だったようです。

この日の東京からのゲスト芸人は、ピン芸人・永田敬介さんと栗原さんからなる漫才ユニット、コーツ。永田敬介さんはかつてはコンビ「スパナペンチ」として漫才で活動し、現在は独特の語り口の漫談で東京のライブシーンで異彩を放つピン芸人。栗原さんは普段は東京でインディーズライブの主催者としても活動しています。
永田さんが大阪の舞台でライブに出演するのも珍しく、コーツとしても今年のM-1準々決勝に進出するなど、実績を残しているユニットのネタも生で見たいと思っていました。

この日のライブ出演者は以下の通り。

にぼしいわし / ティーンズ / ニャーバンブラザーズ / 風穴あけるズ / チーズバーガー / 目をみて笑ってよ / オミヤサンノイチ / セカイ / 所作 / 御徒町ハンドベル教室 / アオイサカナ / コーツ / 永田敬介 / 村橋ステム / ヤング / ハヤイカガヤイ / ぐしちゃん / ルルコの角

この日の会場は大阪市立中央会館。大阪の中規模なインディーズライブの会場としてはおなじみの会場ですが、今回のライブも久々の開催に楽しみにしていた人は多かったようで、約100席ほどの会場が賑わいました。

開演冒頭、にぼしいわしをはじめとした出演者の面々が登場し、トークで観客を盛り上げました。
先日、風穴あけるズは来年2月に上京することを表明。にぼしいわしと風穴あけるズは、楽屋Aを中心に大阪のインディーズライブを引っ張ってきたといえる仲間同士であり、ともにまた東京で活動できるというのはより気合が入ることでしょう。トークではそのホットな話題をいじりつつ、初登場のコーツの二人やハヤイカガヤイさんなどの掛け合いも楽しく、ライブの雰囲気を盛り上げていました。

多彩なジャンルの芸人が繰り出す笑いの連続

ライブには、9組ずつネタ披露とトークの構成で計18組の芸人が出演しました。その中には、漫才、コント、ピン芸など、多彩なジャンルの芸人が勢ぞろい。それぞれの芸人が、自分たちの得意なネタを披露し、観客を笑わせました。

印象的だったのは、前半の雰囲気の荒れ具合。トップバッターのセカイのメンバーの一人(名前は名誉の為に隠します)が舞台衣装を忘れ、風穴あけるズ安藤さんの衣装を着て漫才をした結果グダグダになったり、続いて登場した目を見て笑ってよの漫才中に照明の明るさの強弱が度々乱れたり、御徒町ハンドベル教室さんは現代アートの如き世界観で観客を困惑させたり。波乱の前半ブロックはいつものカギョウにはあまりない雰囲気だったかもしれません。

前半ブロックで登場した永田敬介さんの漫談はやはり目を引くものでした。永田さんのネタといえば、独自の視点で不満を語り、吐き捨てるような語り口が特徴の漫談です。単純なあるある系の不満ネタに終わらず、永田さんならではの視点で話が飛躍していく漫談は引き込まれること必至。

生でネタを観たのは初めてですが、この日の出演者の中でも特に大きくウケていたのではないでしょうか。

後半ブロックも世界観際立つネタが続く

後半ブロックも注目すべき芸人が勢ぞろい。風穴あけるズは安藤さんがいつも以上に高いテンションでツッコむネタで観客を沸かせ、村橋ステムさんは「R-1では(著作権的に)絶対にできない」得意の音ネタを披露。ハヤイカガヤイさんはネタは初めて見たのですが、サイコな女性を演じる一人コントに引き込まれました。

後半はコーツの二人もネタ披露。この日披露したのは、新ネタ「お守り」。栗原さんの淡々としたテンションのボケが永田さんのセンスあるツッコミをより強調させ、観客を爆笑させました。

彼らのネタは日常の出来事や、芸能界の裏話など、観客の興味を引くものが多く、飽きさせませんでした。彼らは、今年のM-1準々決勝にも進出するなど、実績を残しているユニットとして、ライブの締めくくりにふさわしいパフォーマンスを見せてくれました。

ライブの最後を飾ったのは、オミヤサンノイチの二人のコントでしたが、準備中の暗転時に「ネタ尺が長すぎる!!どんだけ待ったと思ってんねん!!」と声をあげながら準備し、その後普通にコントに入っていたのが印象的でした。(笑)

まとめ

「カギョウ大阪」は、にぼしいわしのホームである大阪で繰り広げられた、インディーズ芸人の祭典でした。にぼしいわしにとっては今年は東京進出を果たした節目の年。来年のブレイクを目指して引き続き精力的に活動することでしょう。

次回はまた2月に大阪でカギョウが開催されるとのことで、ゲストはセンチネルが来るとのことです。次回のライブが楽しみです!

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