本年もよろしくお願いいたします。
年始から、心の痛むニュースが続き、例年になく不穏な年始に感じてしまった方も多いかと思います。
1日の地震により被災された能登半島現地の皆様へは、一日でも早い復興ができるよう、心よりお祈り申し上げます。
「〇〇no寄席」ってどんなライブ?
さて、読者の皆様はどんなお正月を過ごされましたか?
私は正月は溜まっていたテレビの録画や、年末年始にかけて行われたライブの配信を観て過ごしていました。その中でも例年お笑いファンの注目が高いライブが、年始の吉本興業各劇場の人気ライブシリーズ「〇〇no寄席」です。
このシリーズは、各劇場で人気の芸人が主催となって、自分が呼びたい芸人をゲストに迎えてネタやコーナーを行うという年始恒例のよしもとライブシリーズです。
各ライブの主催となる芸人はこのライブには事務所を問わず幅広い芸人ゲストを呼んでおり、今年もオズワルドや蛙亭、カゲヤマやコットンなどの人気芸人がそれぞれ主催としてライブを開催しました。
そのシリーズ中でも例年特に人気が高いのが「マヂカルラブリーno寄席」と「ダイヤモンドno寄席」です。
この二つのライブは、それぞれカオスで内輪ウケな内容ながらも、他のライブと比べて突出して人気のあるライブであり、年間通して様々なコンテンツを見るお笑いファンならぜひ観てほしいと思います。
今回は、その魅力を紹介したいと思います。
カオスなヤジ合戦が繰り広げられる「マヂカルラブリーno寄席」
「マヂカルラブリーno寄席」は、モダンタイムスやランジャタイ、ザ・ギース、脳みそ夫、永野、ゴー☆ジャスなど、マヂカルラブリーが地下芸人としての立ち位置であった時代からの付き合いである芸人が集うライブです。
このライブの特徴は、無観客で開催されている点で、ネタ中に他の芸人が客席からガヤを入れまくるというものです。
このライブは当初2021年にコロナ渦により無観客での開催で有料配信されたのですが、それぞれの芸人が各出演者のネタの内容やキャラクターに対して、客席から容赦なくツッコミやガヤを飛ばす様子がカオスすぎると話題を呼び、当時のFANY有料配信ライブとしては売上枚数歴代1位となる1万7555枚を記録、お笑いファンの間では大きな話題となりました。当時の配信価格は960円であったため、計算上実に1600万円以上の金額が動いたことになります。
これを受け翌年以降も、観覧規制が緩和されてもなおスタイルを変えずに年始の開催を続けており、今回の2024年で4回目の開催となります。今年は、会場を地下芸人の聖地「シアターブラッツ」に変更して開催されました。
野田クリスタルさんや永野さんらが先陣を切ってネタにガヤを入れまくる様子は治安もへったくれもない。その様子はどんな地上波バラエティや劇場ライブでも見られないカオスなライブで、毎年楽しみで仕方ありません。
今年もFANY配信として行われましたが、その人気は依然として高く大きな販売数を記録しているとのことで、配信期間も当初より延長され1/16まで視聴することが可能です。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
お笑い界の期末テストとも言える「ダイヤモンドno寄席」
「ダイヤモンドno寄席」は、ダイアモンドをはじめとして、M-1グランプリ2023王者の令和ロマンのほか、ママタルト、Aマッソ、真空ジェシカが集い、ネタと大喜利コーナーで展開されるライブです。
このライブの特徴は、お笑い業界であった過去1年間のホットなネタからニッチなネタまでどんどんネタやコーナー中で展開されるということです。
例えば、ネタ中には、前年のM-1グランプリなど各種賞レースでの話題になったギャグや出来事から、直近の年始のおもしろ荘で話題になった芸人やネタ、その他にも芸人同士の交流やゴシップ、お笑い番組やライブでのワンシーンなど、お笑い界のあらゆるシーンをネタにしています。
このライブを観ることで、自分がお笑い界にどれだけ詳しいかを試すことができるという意味で、ファンの間では「お笑い期末テスト」と称されることがありますが、それはまさにその通り。このライブを観て、すべてのネタに笑えたら、相当のお笑いファンと言えるでしょう。
出演芸人は一体何個この日のためにネタを用意してるんだと言うぐらい、要所要所で挟み込まれるネタが細かすぎる。特に今年は令和ロマンがM-1チャンピオンになったということもありネタには事欠かず、直近で出演していた爆笑ヒットパレードで話題になった下りなども盛り込まれるなど今年も充実のライブでした。
こちらも今年の配信の販売が好調ということで、配信期間も当初より延長され1/16まで視聴することが可能です。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
今回は、吉本興業の人気ライブシリーズ「〇〇no寄席」の中でも、私が特におすすめしたい「マヂカルラブリーno寄席」と「ダイヤモンドno寄席」について紹介しました。
この二つのライブは、それぞれ異なる魅力を持っていて、お笑いファンならぜひ観てほしいと思います。
私も今年は多くの劇場ライブや配信にお金をつぎ込むことでしょう…。また新たなライブを観劇した際は、レポートちょくちょく書きますので、よろしくお願いいたします。
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