最近芸人のTwitter界隈でにわかに賑わっているタグ、それが「#自撮りおじさん」。
多くのベテラン芸人がこぞってこのタグで自撮りをあげるブームがちょっとだけ話題になっています。
このブームの発端は、『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』で準優勝したマシンガンズ・滝沢さんの自撮り写真でした。
お笑いコンビ「マシンガンズ」は、太田プロダクションに所属する滝沢秀一さんと西堀亮さんの二人組で、1998年に結成されました。
ネタは主に腹の立つことをあげてツッコむスタイルのぼやき漫才で、滝沢さんがガナり声で西堀さんにツッコみます。しかし、その後「滝沢さんがツッコミ、西堀さんがツッコミ」とひたすらツッコミしまくる芸風となっています。
マシンガンズは、「エンタの神様」でのネタ「MAXめんどくせぇ!」のフレーズで話題になったほか、2007年と2008年にM-1グランプリ準決勝に進出したり、2012年と2014年にTHE MANZAI認定漫才師50組に選ばれたりするなど、実績を残しましたが、大きなブレイクには至らず。
そんな中、滝沢さんは2012年から奥さんの出産費用を稼ぐためにごみ収集会社の収集作業員としても働いており、現在も芸人と兼業しています。
滝沢さんはごみ清掃員としての経験を活かして「ごみ研究家」としても活動し、テレビ出演や講演会を行ったり多数の著書を出版したほか、2020年10月には環境省により「サステナビリティ広報大使」に任命。
東京都知事の小池百合子さんや衆議院議員の小泉進次郎さんと仕事で共演するなど、芸人の枠を超え、もはやいち文化人としての活動でも注目されています。
一方、西堀さんも一般社団法人発明学会の会員として、2020年12月には靴ブラシハンガーを発明して優良賞を受賞しました。
2023年5月には自身がアシスタントを務めるラジオ番組で発明商品である「靴丸洗い洗濯ネット」が商品化されたことを公表しました。現在、その「靴丸洗い洗濯ネット」はすぐに予約が埋まってしまうほどの人気だそうです。
そんなマシンガンズは2023年の『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』でグランプリファイナルに進出、持ち前のダブルツッコミとアドリブを炸裂させた漫才で金属バットや三四郎にそれぞれ勝利!決勝戦に駒を進めました。
しかし、決勝戦ではグランプリファイナルの全ネタの中で最低得点を付けられる形になり、ギャロップに敗れ準優勝となりましたが、大会に大きな爪痕を残しました。
「THE SECOND」をきっかけに注目を浴びた二人ですが、そんな中特に視聴者が注目したのが滝沢さんのルックス。
46歳と中年ながらもスマートなスーツ姿と、塩顔でかっこいい顔立ちが「イケメン」と話題になりはじめた中、滝沢さんが自身のインスタグラムで上げた自撮り写真が「カッコよすぎる」とSNSユーザーの中で大きな話題に。
滝沢さん自体も、これに大変気を良くしたのか、自身のSNSに自撮り写真を頻繁に投稿するようになります。なんとも素直。
またその写真には、相方の西堀さんのみならず、スピードワゴンの小沢さんや超新塾などのファイナリスト仲間が登場し、仲良く自撮りをする姿が見られました。これに触発されて、他の芸人たちも自撮り写真を投稿し始めました。
有吉弘行さんやタイムマシーン3号の関太さんなども「#自撮りおじさん」に参加し、ファンから絶賛されています。
『THE SECOND』きっかけで生まれた「#自撮りおじさん」ブーム。
ハッシュタグに乗っかりベテラン芸人が自撮り写真を投稿することで、新しいファンにも魅力を見せることができるかもしれません。
このブームが他のベテラン芸人さんのブレイクのきっかけにもなるといいですね。
…ただしこのあたりは「#自撮りおじさん」関係なく、通常運転ですね(笑)
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