R-1グランプリ2024の決勝進出者が決定!
R-1グランプリは、ピン芸人の日本一を決める大会です。昨年の優勝者は田津原理音さん(吉本興業)でした。今年も多くの才能あふれるピン芸人たちが競い合い、熾烈な準決勝の中から9名の決勝進出者が選ばれました。
こちらの記事では、決勝進出者の簡単な経歴についてご紹介します。
どくさいスイッチ企画(アマチュア)
R-1グランプリ20年以上の歴史の中で、初のアマチュアでの決勝進出を果たした現役の社会人芸人です。
大学生時代は大阪大学で落語研究会に所属し、学生落語の頂点と言える全日本学生落語選手権・策伝大賞で優勝。その後、一般企業に勤める傍ら、社会人落語日本一決定戦で優勝。その後は2023年の全日本アマチュア芸人№.1決定戦でピンネタで優勝するなど、アマチュアのお笑い大会で3冠という驚異の実績を誇る実力派アマチュア芸人としてライブシーンで注目されてきました。
また、2022年のキングオブコントでは、吉本のピン芸人・準新作さんとユニット「新作のスイッチ企画」を組んで準々決勝にも進出しています。
現在は大阪のお笑いライブハウス「楽屋A」でプロに交じって劇場メンバーとして活動するなど、その実力は関西のインディーズお笑い界隈を中心に知られています。
芸風は落語仕立ての起承転結と会話劇を中心とした一人コント。私自身も何度も劇場でネタを観ていますが、他のプロ芸人に見劣りしないどころか、一番の笑いを取ることも珍しくないほどの演技力とネタのレパートリーで常に劇場を沸かせている印象です。プロ顔負けの実力は、R-1の舞台でどのようなインパクトを残すのかに注目です。
寺田寛明(マセキ芸能社)
視覚的な要素と言葉遊びを組み合わせた題材を中心にしたネタを武器に、今年で4年連続の決勝進出を果たしました。
大喜利ライブを数多く主催するなど、芸人間でも高く評価される大喜利力も生かしたネタは反響も大きく、近年のR-1における優勝候補として毎年名前が挙がるも、決勝では悔しい結果が続いています。
昨年の決勝で披露した「言葉のレビュー欄」ネタは、春に書籍化することも決定しており、進化を続ける寺田さんのセンスが今年のR-1で花開くかが注目されます。
真輝志(吉本興業)
上田だうさんとの元漫才コンビ「きんめ鯛」として活動したのち、解散後はピン芸人として活動。爽やかさのあるルックスで、音響や小道具も活用した王道一人コントを中心に活動しています。また、一方で昨年はM-1グランプリで昨年王者の田津原理音さんとユニット「マキシリオン」を組んで参戦もしていました。
R-1にはコンビ時代からエントリーしており、これまで準決勝には今回含め4度の進出を果たしてきました。現在は劇場が活動の中心のため、具体的なネタの内容については、公開情報が限られていますが、今回の準決勝のネタは劇場でも度々演じており、展開もその都度変化していたので、試行錯誤を感じられた上での最良の結果であったと思います。
全国的な認知度はまだこれからといった段階ですが、芸人間からの面白さも評価されている中で、どんなネタを見せるか注目です。
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