お笑い界には、地方から東京に進出するコンビが多くいます。中には、東京での活動がうまくいかずに挫折するコンビもいますが、そうでないコンビもいます。
今回は、今春より大阪から上京したコンビ、「シカゴ実業」についてのニュース。
「シカゴ実業」とは、山本プロ野球さんと中川ひちゃゆきさんの二人組です。2016年に結成されたこのコンビは、漫才・コントを共にこなし、昨年まで大阪のよしもと漫才劇場を中心に活動してきました。
賞レースではキングオブコント2018 準々決勝進出、M-1グランプリ2019 準々決勝進出と漫才・コント共に実力派のコンビです。
昨年8月放送のMBS「オールザッツ漫才真夏のゴールデンSP」では、やしきたかじんに少し似ている中川さんが「細やしきたかじん」のキャラクターに扮し、「持っているものが全部細い」というボケで大ウケ。その日の番組特別賞を受賞しました。
また、山本プロ野球さんは、マンゲキのメンバー中心で結成したバンド、「ジュースごくごく倶楽部」で楽曲デビューするなど、芸人以外でも活動の幅を広げています。
そんなシカゴ実業ですが、同じマンゲキメンバーのニッポンの社長・ロングコートダディ・紅しょうが・マユリカ・マルセイユらとともに、今年の4月に大阪から東京に進出しました。
他のメンバーが過去の実績を買われムゲンダイレギュラーの所属からが主になったのに対し、シカゴ実業はムゲンダイユースメンバーから「ヨシモト∞ホール」のレギュラーメンバー入りを目指すことに。
「ヨシモト∞ホール」とは、吉本興業が運営するお笑い専門劇場で、若手芸人の登竜門として知られています。
ムゲンダイレギュラーとは、「ヨシモト∞ホール」に所属する芸人の中で、ネタバトルライブ「ムゲンダイユースカップ」を勝ち抜いた特に人気や実力が高い芸人がレギュラーメンバーに選ばれます。
レギュラーメンバーにはオズワルド、蛙亭、コットン、ダイタク、ダイヤモンド、ネルソンズ、ゆにばーすなど、TVや舞台で活躍するそうそうたるメンバーが名前を連ねています。
「ムゲンダイユースカップ」では、∞ホールに所属するムゲンダイユース芸人が対戦し、予選を勝ち抜いた優勝者がムゲンダイレギュラーに昇格するというものです。
シカゴ実業は、東京進出後の6月に「ムゲンダイユースカップ」に参加しました。
デニスやスクールゾーンなどといった知名度のある芸人でも苦戦する熾烈な「ムゲンダイユースカップ」。
しかし、シカゴ実業はその舞台で見事に優勝し、東京進出後最短でムゲンダイレギュラーに昇格する快挙を成し遂げました。
大阪で所属していた「よしもと漫才劇場」の公式アカウントも、ムゲンダイレギュラー昇格を祝福し、シカゴ実業の活躍を称えました。
マンゲキファンからも、喜びや感動の声が上がりました。
シカゴ実業は、大阪での活動時からメンバー同士の競争が激しいよしもと漫才劇場でメンバーに残り続けてきたので、東京でもその実力を発揮できたのかもしれません。
シカゴ実業ファンは、「大阪芸人の勢いすげえ!」「応援してる二人が目の前で一発でレギュラー昇格したの嬉しくて声上げて喜びました!」などのコメントを寄せました。
これに弾みをつけて、シカゴ実業は東京進出後も自分たちらしい漫才でブレイクすることを期待しています。
東京でも「細やしきたかじん」が見れるかも!?
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