【ライブレポート】祇園開催「M-1グランプリ3回戦」、レベルが高すぎるぞ。

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ライブレポート
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祇園花月で始まったM-1グランプリ3回戦

M-1グランプリの3回戦が、初日は29日のよしもと祇園花月から始まりました。

この日の祇園予選では40組の漫才師が出場し、厳正な審査の末、大阪・祇園出場者の中から準々決勝進出者が11月1日に発表されます。

例年、M-1グランプリの3回戦からは非常に熾烈な争いが繰り広げられます。

よしもと祇園花月で開催されるM-1の3回戦は、同じ関西会場であるよしもと漫才劇場と違った空気感があることがお笑いファンの間では知られています。

理由としては様々推測されますが、傾向としてあるのが、「非吉本」の事務所芸人や、アマチュア・フリーの出場者が祇園花月を選ぶ傾向にある他、過去には吉本所属でも金属バット・黒帯・鬼としみちゃむなど、言い換えれば、「地下臭」を含みつつも、実力の高い面白い漫才師が集まりやすいということです。

よしもと漫才劇場での開催日程になると、やはり観客はよしもと漫才劇場によく足を運ぶお笑いファンが多数になります。漫才劇場所属でない芸人がその舞台で漫才に臨むのはなかなかハードルが高いというのも一因としてはありそうです。

2019年に優勝したミルクボーイも3回戦は祇園開催をメインにしており、2019年の祇園3回戦で「コーンフレーク」ネタを披露し「会場を爆発させた」と今でも語られるくらい、祇園開催の3回戦には独特の雰囲気があるようです。

大阪で開催された今年の1回戦・2回戦、東京開催の3回戦のレポートは以下を御覧ください!

初めて観たM-1グランプリ3回戦の感想

今回私は、初めてM-1グランプリの3回戦を観に行ってきました。2回戦までは何度か観劇したことはあるのですが、3回戦以降はこれまでなかなか予定が合わずでした。

当日、早めに祇園四条に到着したので、よしもと祇園花月裏手のお笑い芸人御用達の喫茶店「コロラド」に行ってみようかな、と思って向かったのですが、この日はなんと3回戦の出場者のための控室として貸し切りで使用されていました。「コロラド」も、この日ばかりは芸人ファーストで応援体制を敷いていました。

チケットは先行抽選で完売とのことで、当日券はなし。この満員に近い状況で大爆笑を取ることができる出場者が何組現れるのでしょうか。

MCを務めたのはしましまんずの二人。M-1の予選MCとしてはベテランの二人です。開演時には審査員紹介で一人一人いじった紹介を入れるなどで観客を盛り上げていました。

今回M-1の3回戦を観るのは初めてでしたが、周りのお客さんを観ると、1,2回戦と比べても、出場リストをスマホやタブレットでチェックする人、ネタ毎にメモを取る人が多数。各々でお笑い熱の入る様子が見受けられました。

印象に残ったシーン

ここでは、今回の祇園予選で印象に残ったシーンをピックアップします。

ネタ被りから始まったAブロック

スタート2組からいきなり「ネタ被り」が起こりました。Aブロックのトップバッターは「アポロ軍曹」。ネタのテーマは「浮気」をテーマにしたものでしたが、その後2番手に登場したアマチュアの「バロン堂」まさかの「浮気」ネタでもろ被り!これには観客も予想外で爆笑。

しかし、バロン堂の二人もこの状況に飲まれずネタをやり遂げ、結果的に緊張感のある空気がいきなり解けた形になりました。これも結果オーライでよかったのかもしれません。

アマチュア・非吉本所属芸人の奮闘

2・3日目のよしもと漫才劇場開催の出場者と比べると、祇園花月開催には吉本所属以外の出場者が多く集まりました。非吉本勢には、フリーで活動する「ボニーボニー」「アオイサカナ」、松竹所属の「ハスキーポーズ」「オーパスツー」、MBSの福島アナ・落語家の錦笑亭満堂さんのユニット「ヤングタウン」など、多数を占める吉本勢に負けず劣らずのネタで観客を沸かせていました。

アマチュア勢も、ネタ被りのイレギュラーもありながらテンポの良い漫才で観客を盛り上げた「バロン堂」、独特すぎるローテンポの学生男女漫才「ピ夜」が存在感を残し、レベルの高さを印象付けました。

ラストEブロックが全組爆笑

予選後半に差し掛かり、「ハイツ友の会」「祇園」などといった過去のセミファイナリストやよしもと漫才劇場の実力派メンバーが名を連ねました。

特に最終Eブロックは全組に拍手笑いが起こる大激戦となり、誰が予選を勝ち残るかが全く予測がつかない状況になりました。初日でいきなりレベルの高い戦いを見せられると、この後続く予選の全組の漫才が気になって仕方ありません。

まだまだ熾烈な戦いが続く…

全組面白かったと言って全く過言でなかった祇園予選。これが3回戦の初日なのですから、まだまだ多くの出場者がしのぎを削るのでしょう。

11月1日の昼に、2・3日目の大阪予選も含めた、関西開催の3回戦出場者のうち、準々決勝進出者が発表。今回準々決勝に進出したのは37組。さや香・カベポスター・アキナなどの常連組に加え、今回の祇園3回戦からは11組が選ばれました。中には先述のヤングタウンなど、異色のコンビや期待の若手漫才師なども選出され、早速お笑いファンのトレンドになっています。

3回戦に関しては、順次ネタ動画がYoutubeで公開されます。全組で盛り上がりを見せた非常にレベルの高い予選となっていますので、気になる方はぜひ動画を視聴してみてください。

ちなみに、6日月曜日の東京予選(KANDA SQUARE HALL)の13時の部も観劇予定しています!そちらのレポートもまた投稿したいと思いますので、お楽しみに。

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