【楽屋ニュース】M-1グランプリ2023・準決勝進出者31組解説!注目すべき漫才師まとめてみました③

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楽屋ニュース(賞レース)
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セミファイナリスト30組が決定!

M-1グランプリ2023の準決勝進出者が11月23日に発表されました。今年のM-1グランプリは12月24日、クリスマスイブでの開催となり、敗者復活戦を含め約7時間の生放送で行われることが発表されています。史上最多エントリー・8540組の漫才師の頂点に立つのは一体どの漫才師なのでしょうか。

今年の準決勝進出者は昨年から5組増加した30組。それに加え、Tverでの投票で決定したワイルドカード枠を加えた計31組で9組の決勝進出を争います。この準決勝で敗退した出場者も、24日当日に開催される敗者復活戦で最後の敗者復活枠を争います(ワイルドカード枠を除く)。

準決勝進出者の経歴紹介③

ここからは準決勝進出を決めたコンビとこれまでの経歴を簡潔に紹介していきます。今回は前回に引き続き、順不同でワイルドカード枠を含め11組紹介します。

トム・ブラウン(ケイダッシュステージ)

ツッコミ担当の布川ひろきさんと、ボケ担当のみちおさんからなるコンビです。2008年に結成し、M-1グランプリ2018で初めての決勝進出を果たしました。
みちおさんの不条理なボケに対し布川さんが「ダメ~」とツッコむ独特の漫才が特徴で、2018年のM-1グランプリ決勝では「合体漫才」を披露し、審査員の立川志らくさんが97点の高得点をつけるといった、強烈なインパクトで爪痕を残しました。

ヘンダーソン(吉本興業)

子安裕樹さんと中村フーさんからなるコンビで、大阪NSC29期生です。コンビ名は「ン」が2つ入っていると縁起が良いという話から付けたそうです。漫才コントをベースとしながらも、子安さんのコントと関係ない小ボケに対して中村さんが時間差でツッコミを入れる独自のスタイルが特徴です。
2021年にオールザッツ漫才で優勝し、2022年には上方漫才協会大賞の文芸部門賞を受賞しました。また、M-1グランプリには2008年から毎年出場しており、2021年には初の準決勝進出を果たしました。M-1グランプリ以外にも、歌ネタ王決定戦や笑ラウドネスGPなど、多くの賞レースに挑戦しています。

ダイタク(吉本興業)

兄・吉本大さんと弟・吉本拓さんからなる兄弟で、熊本県出身の一卵性双生児の双子コンビとして知られています。2009年に結成し、2015年、2019-21年にM-1グランプリの準決勝に進出しています。
双子や家族の話を題材にしたしゃべくり漫才が多く、大さんがボケで拓さんがツッコミを担当しています。

カベポスター(吉本興業)

ボケ・永見大吾さんとツッコミ・浜田順平さんからなるコンビで、大阪NSC36期生です。しゃべくり漫才を得意とし、永見さんの大喜利力も活かしたロジカルな構成が特徴です。ネタの始めには、永見が「確かにお前の言う通り、~」と一言ネタを発するのが定番です。
2022年に第11回ytv漫才新人賞・第43回ABCお笑いグランプリで優勝し、2023年には第58回上方漫才大賞の新人賞を受賞しました。また、M-1グランプリには2015年から毎年出場しており、2022年には初の決勝進出を果たし、5位になりました。

ロングコートダディ(吉本興業)

堂前透さんとさんからなるコンビで、大阪NSC31期生です。コンビ名は、兎さんがロングコートを着たおじさんを見て思いついたそうです。
独特のゆるい雰囲気のネタを多く持っており、ネタによってボケとツッコミを変えることが多く、またコントと漫才の二刀流で各賞レースでも実績を残しています。
2020年と2022年にキングオブコントの決勝に進出し、2022年のキングオブコントでは7位になりました。また、2021年と2022年にはM-1グランプリの決勝に進出し、それぞれ4位と3位になりました。2023年2月には、よしもと漫才劇場を卒業し、同年4月より活動拠点を大阪から東京へ移しています。その他にも、上方漫才協会大賞の文芸部門賞など、多くの受賞歴があります。

華山(吉本興業)

にこらす(本名:西山慶児)さんとやすい(本名:安井祐弥)さんからなるコンビです。2012年に結成し、当初はエンペラーというコンビ名でしたが、2022年に華山に改名。コンビ名の由来は、華がないと言われ続けたことからです。
やすいさんのボケに対してにこらすさんが癖の強いキャラクターでツッコむしゃべくり漫才が特徴で、2019年に第4回上方漫才協会大賞新人賞第40回ABCお笑いグランプリを受賞しました。
M-1グランプリでは、2019年から2022年に準々決勝に進出、キングオブコントでは2016年と2019年に準決勝に進出しました。M-1グランプリでの準決勝進出は、今回が初めてとなります。

ドーナツ・ピーナツ(吉本興業)

ピーナツ(本名:岩田蓮也)さんとドーナツ(本名:平沢孝文)さんからなるコンビです。2人は高校時代の同級生で、福岡県出身です。2014年に東京NSCを卒業後、大阪に拠点を移し、中田カウスさんの弟子として活動を続けています。コンビ名の由来は、ドーナツさんがミスタードーナツでアルバイトをしていたことと、「ピーナツ」はその韻を踏んだことからです。
ネタはコント漫才を主としており、ピーナツが癖の強いキャラクターを演じ、ドーナツが方言を強調したキレのあるツッコミをするスタイルです。漫才中も普段と同じく2人とも北九州弁を使います。
M-1グランプリでは、2019年と2021年に準々決勝に進出しました。M-1グランプリ以外の受賞歴としては、2022年に第7回上方漫才協会大賞新人賞を受賞、同年に第12回ytv漫才新人賞で準優勝しています。M-1グランプリでの準決勝進出は、今回が初めてとなります。

20世紀(吉本興業)

ツッコミ担当・しげ(本名:重本卓也)さんとボケ担当・木本悠斗さんからなるコンビです。2人とも山口県出身で、高校時代からコントが好きだった同級生同士でもう一人の同級生とトリオを結成し、解散した後に二人でコンビを結成。当初はガンキンというコンビ名でしたが、その後再度トリオになるなどの変遷を経て、「ロックンロールブラザーズ」として再結成したのち、2019年末に現在の20世紀というコンビ名になりました。コンビ名の由来は、木本さんが好きな漫画『20世紀少年』からです。
20世紀は、過去はコントメインでしたが、現在はコントと漫才の両方を演じており、木本さんのボケに対して嘆き叫ぶようなしげさんのツッコミを武器としています。
M-1グランプリでは、過去2020年に準々決勝に進出、キングオブコントでは、2021年に準決勝に進出しました。M-1グランプリでの準決勝進出は、今回が初めてとなります。

ニッポンの社長(吉本興業)

(本名:辻皓平)さんとケツ(本名:西原大地)さんからなるコンビです。辻さんがネタ作り担当で、コントと漫才両方で賞レース実績を残していることで実力が高く評価されています。
ボケとツッコミはネタ毎に変わり、非現実的な設定は一切せず、猟奇的な表現もコミカルに加えるなど急展開のあるネタを得意としています。キングオブコントでは、2020年から2023年まで4年連続で決勝に進出、M-1グランプリでも、2015年、2018年、2020年に準決勝に進出しており、賞レース上位常連として実績を残しています。

スタミナパン(SMA)

麻婆(本名:前川真風)さんとトシダタカヒデ(本名:土信田貴英)さんからなるコンビです。トシダさんは大学時代から活動しており、学生芸人として時代の同期には川北茂澄さん(真空ジェシカ)や森本晋太郎さん(トンツカタン)らがいます。

元々コントを主体に活動しており、M-1グランプリは過去最高で2回戦敗退止まりでしたが、今年は一気に初の準決勝進出を果たしました。所属事務所のSMAからは、2021年チャンピオンの錦鯉以来のM-1準決勝進出者となり、準決勝進出者の中でもダークホースとしても期待されます。

ワイルドカード枠

敗者復活枠は、惜しくも準々決勝で敗れた出場者の中から、Tverの視聴者投票により1枠が決定します。
投票は11月27日から12月1日まで、Tverにて準々決勝敗退者の準々決勝ネタ動画が配信され、視聴後に表示される特設ページを通して1人1票のみ投票ができるとのこと。そして最も多く投票数を得た出場者1組が12月4日に発表され、ワイルドカード枠として準決勝に出場することができます。
なお、ワイルドカード枠で準決勝に進出し敗退した場合は、24日当日の敗者復活戦に出場することはできません。過去の流れとしては、ワイルドカード枠での進出者は準決勝出順のトップバッターを務めています。

まとめ

準決勝の日程は日程:12月7日(木)、会場は東京・NEW PIER HALLで予定されています。
チケットはすでに完売していますが、ご安心ください。有料生配信も予定されています!
ライブ配信はFANY ONLINE CHICKETで行われます。また、全国のイオンシネマ57館にて、ライブビューイングの実施も予定されています。詳しくは公式サイトを御覧ください。
M-1グランプリの決勝進出者は、準決勝当日の21時半に発表されます。毎年M-1グランプリ準決勝は「年間で最も面白いネタライブ」とも言われるくらいに本気の芸人の熱戦が繰り広げられる大会です。どのような結果になるのか、今から楽しみです。

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